(120)東日本大震災に思う(25) 被ばくした放射線量とその影響

被ばくの種類については前回説明しましたが、今回は被ばくした量による影響の違いについて説明します。その影響は下表(クリックすると大きくなります)のように2つに分類されます。
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(1)確的影響
短時間に大量の放射線を浴びた場合に、高い確率で発生する影響を「確的影響」といいます。
被ばく線量が、ある一定の値(これを「しきい値」といいます)を超えるとほぼ確実に影響が出るという意味で、このように呼ばれています。
発生する症状は、白血球の減少、脱毛、白内障、皮膚の損傷などで、症状の重さは被ばくした放射線の量と関係があります。
確定的影響が生じるケースは、原子爆弾の影響を受けた場合や、原発事故の現場で作業していた場合などで、限定的です。

(2)確的影響
低レベルの放射線を浴びた場合で、一定時間が経過して発生する影響を「確的影響」といいます。
ガンの発生や遺伝子異常がこれに含まれます。被ばくすると必ずガンや遺伝子異常が発生するわけではありませんが、浴びた放射線量が増えると、発生率が高くなるということで、このように呼ばれています。
広島、長崎の被爆者の調査により、被爆線量と発ガンの確率が比例することが分かっています。この調査では自然発生したガンに比べ明らかに差が確認できたのは被ばく線量200ミリシーベルト以上とされ、それ以下の場合は、被ばくが原因なのか、生活習慣その他が原因なのか判断出来なかったとのことです。
ところで、放射線を浴びるとガンが発生するのは、放射線が人のDNAに損傷を与えるのが原因とされています。


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この記事へのコメント

  • シャクレ

    確定的影響も確率的影響も受ける事も有り得ると考えてよいのでしょうか。
    広島、長崎の被爆者から奇形児の誕生もあります。傷ついた遺伝子が遺伝したのでしょうか。
    記事には興味を覚えます。
    2011年06月28日 16:29

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