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zoom RSS (65)王禅寺と2つの原子炉

<<   作成日時 : 2010/12/04 17:45   >>

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私の10kmマラソン練習コースの近くに「川崎市麻生区王禅寺」という地名の所があります。(地図をクリックすると大きくなります)
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ここには地図上にマークした通り、「王禅寺」というお寺と、2つの「原子炉」があります。今回はここを訪れてみました。

(1)王禅寺
この寺は真言宗豊山派のお寺で「星宿山華厳院王禅寺」と称し、延喜21年(921年)高野山2世無空上人により創建され、「関東の高野山」言われた由緒あるお寺です。練習コースの2km地点をまっすぐに進み、「日立研究所下」まで行き、左折し「王禅寺西門(下写真)」から入ります。

(近くに住む友人からの情報によると、最近バス停「日立研究所下」の名前が「王禅寺東3丁目」に変わったようです。余りにも原子炉で有名になりすぎたからでしょうか)

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門を通って進むと、木立の間に本堂が見えてきます。
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本堂の脇(下写真上)を通り過ぎ、本堂の正面(下写真下)に回ります。
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本堂の前方に小さなお堂(下写真)があり、ここには大正年間に廃寺となった青葉区寺家町の臨山水東円寺の薬師如来が安置されています。
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この寺には日本最古の甘柿の品種と言われている禅寺丸が発見された寺として有名です。下写真は境内に残っているその原木で、かながわ名木100選にも選ばれています。
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柿の木の背後に僧坊があります。
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本堂をみて来た道を引き返すと、本堂の横にもう一つのお堂があります。
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このお堂の正面の階段を降りて行くと、山門(下写真)に至ります。この門をくぐって入ってくるのが本来の道でしょう。今回は「西門」通って、脇から入ってきたことになります。
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(2)2つの原子炉
王禅寺には2つの原子炉があります。ここを訪ねてみます。

@日立製作所原子力事業統括本部王禅寺センター
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写真は道沿いの正門ですが、部外者立入禁止です。日立製作所のホームページによりますと、ここでは教育訓練用原子炉を1962年に運転を開始し約15年の運転の後、1975年に運転を停止しました。
翌年4月までに主要施設を解体し、使用済燃料および解体廃棄物(ドラム缶封入)を保管していました。
2005年10月にこれまで保管していた全ての使用済み燃料が搬出されました。しかし、解体廃棄物をそのまま保管されているようです。

A東京都市大学(旧武蔵工業大学)原子力研究所
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画像この研究所のホームページによりますと、1960年(昭和35年)原子力の平和利用に先立って開設され、TRIGA-U型研究用原子炉(武蔵工大炉)が設置されました。
1963年1月の初回臨界の達成以来、大学の原子炉として、学部・大学院学生の原子力教育の利用を軸に広く利用されてきました。
しかし、1989年 12月に炉心タンクから冷却水漏れが見つかり原子炉の運転は停止されました。
2003年5月には原子炉廃止の方針を決定して、永久機能停止措置を行い、2006年には使用済燃料が全て米国に返還されました。
原子炉は廃止されましたが、現在も残された原子炉施設・放射線取扱施設、実験設備、計測・制御機器等は教育と研究用として今なお利用されているようです(右の写真はホームページによるものです)。

(補足)東日本大震災と原発事故
2011年3月11日午後2時46分ごろ、宮城県牡鹿半島の東南東約130kmの海底を震源とする強い地震がありました。震源の深さは24km、マグニチュードは当初8.4と発表され、その後8.8、さらに9.0と訂正されました。地震にともなって日本列島の太平洋岸で大津波が発生し、各地に甚大な被害をもたらしました。原発安全神話はあっさりと崩れ去り、東京電力福島第1原子力発電所は深刻な被害を受けました。下写真は4月10日の1〜4号機の写真です。
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私のブログ「(96)東日本大震災に思うE 原発事故の比較 」
にて過去のスリーマイル島原発事故およびチェルノブイリ原発事故の概要と、福島第一原発事故を比較した記事を掲載しています。ご参照頂ければ幸いです。
http://21432839.at.webry.info/201104/article_5.html
下の写真はスリーマイル原発です。
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下の写真は爆発した時のチェルノリ原発です。
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(96)東日本大震災に思うE 原発事故の比較
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内 容 ニックネーム/日時
原子炉実験用を検索したのですが。 円球が 出てきております。 安全第一の原子炉を探しております。CANDR原子炉 コルダ-ホルダー型 天然ウラン燃料原子炉。 重水炉。
岡田祐一
2014/09/11 23:42
弁財天: 川崎病は発見者である川崎富作にちなむものであり川崎市とは無関係 update14
弁財天
URL
2014/10/09 17:23

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